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雪室りんご

青森のような雪国では古くから雪の中に野菜を埋めて貯蔵していました。この天然の冷蔵庫の中で、りんごを保存・熟成させたものが「雪室りんご」です。雪室の中は温度変化がほとんど無く、さらに適度な湿度によってりんごの水分蒸発がおさえられるという利点があります。

2月11日(木) 板柳教区の信者さんが松風塾高等学校の生徒へとりんご7箱を持ってきてくださいました。これは、板柳の方が生徒に「青森の冬」を感じてもらいたいと、周辺の方々に呼びかけ、りんごを集め提供してくださったのが始まりでした。発案した方は亡くなられましたが、教区の方々が遺志を継いで、真冬の楽しみを続けてくださっています。

いつものように女子寮横に大きな穴を開け、到着を待ち望んでいた生徒たちがお手伝いをして雪の中に埋めました。ジューシーなりんごがどんな味になるのか想像をしながら張り切って作業をしていました。

初掘り出し日は3月26日です。ぜひ3年生や保護者に味わってもらいたいと思い、卒業式の日に配布します。在校生は3月中旬に雪の中から掘り出してみんなでいただく予定です。

このように多くの方々に支えられて、私たちが松風塾高等学校で学ばせていただいているということを実感する日でした。

埼玉県育ちの佐々木君と千葉県育ちの山本君は、りんごを持ってきてくださったおじさんの方言がネイティブすぎて聞き取れないと、驚きを隠せませんでした。

 

 

投稿日: 2021年2月22日